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緑区 文化

公開日:2025.08.14

夏休み子ども体験講座
特技や知識を次世代に
日本舞踊の家元も指導

  • 麻華さん(中央奥)の指導で日本舞踊を体験する子どもたち

  • 紙で作ったアイスクリームカード

  • バルーンアートと制作者の端村さん

 培った知識や特技を地域に役立てようとボランティアで活動している「ちょっと先生」が指導する「ちょっと先生の夏休み子ども体験講座2025」が8月1日から3日までの3日間、みどりーむで開催された。

 会場を彩ったのは花や動物、車などカラフルなバルーンアート作品の数々。「風船のハムちゃん」の愛称で親しまれるちょっと先生の端村良幸さんが制作した作品だ。会期中、工作やバルーンアートづくり、手品を習う体験などさまざまな講座が行われ、会場は多数の親子連れでにぎわった。

気持ちを動作で表現

 初日は、日本舞踊の麻華流の二代目家元である麻華慧人さんによる講座も開かれ、小学生たちと保護者が体験。麻華さんの指導で、参加者は日本舞踊の基本の姿勢や動作などを学んだ。音を立てずにすり足でゆっくり歩く練習のほか、両脚の開き方によっておじいさんとおばあさんの歩き方の違いを表現する方法なども体験した。

 また、各参加者に扇子が配られ、親子は扇子を使って山や月、ウサギ、傘などさまざまなものを表現できることを学んだほか、童謡『さくら さくら』などに合わせて踊る体験も行った。

 日本舞踊をテレビで観て興味を持ったという小学4年生の女の子は「音を立てずに歩く方法や、声を出さずに顔や体の動きで自分の気持ちを表現する方法など、初めて知ることができて良かった」と話した。

 「皆さんが積極的に参加してくれてうれしい」と麻華さん。日本舞踊を体験してもらうことで将来「麻華流の担い手を増やすことができれば」と語った。

 この日は、さまざまな色の紙を使った「アイスクリームカード」作りの講座も行われた。講師を務めた小池純子さんの指導で、子どもたちは紙を折ったり、ボンドで貼ったりしてアイスクリームのような形の作品制作を楽しんだ。

 絵を描くことも工作も好きという小学2年生の女の子は「ボンドで紙を重ねていくところが楽しかった」と笑顔で話していた。

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