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緑区 教育

公開日:2025.10.09

医療の仕事体験
市、区内の病院と連携で
将来に向けた人材確保へ

  • 二宮院長と、超音波検査を体験する子どもたち

  • X線検査装置を動かす参加者

 将来に向けた医療従事者の人材確保を目的に、横浜市は市内の医療機関や学校と連携して小学生向けの医療体験プログラム「医療のお仕事を体験しよう」を実施している。緑区内では4つの機関が協力。9月20日は中山の二宮整形外科皮フ科で、23日は十日市場町の横浜新緑総合病院でプログラムが行われた。

超音波検査を体験

 二宮整形外科皮フ科のプログラムには4人の小学生が参加。二宮研院長が自ら講師となり、一人ひとりに機械の使い方などを伝えた。超音波検査の機械を使った子どもたちは、リアルタイムで動く自分の体の血液や筋肉などを興味深く観察していた。このほか、ギプスシーネを付ける体験、ピンセットと持針器を使った縫合の体験なども行われた。参加者の一人、横尾望来(みらい)さん(4年)は「整形外科に興味があって参加した。2年前に骨折をしたとき、けがを直す先生が格好良いと思った。自分も医者になることを目指している」と話していた。

多様な医療仕事に触れる

 横浜新緑総合病院は「医師・看護師」、「薬剤師・栄養士」、「人間ドック」、「リハビリ職」の4コースに分けてプログラムを実施した。医師や薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士など多種多様な同院の専門スタッフが協力して、約30人の小学生を迎えた。子どもたちはスタッフから内視鏡検査や心電図の取り方、錠剤を砕いて包装する方法などを学んだ。青葉区から参加した小学生は「父が医者で、ぼくも目指している。今日は実際に機械を体験できて楽しかった」と話していた。

 10月18日は鴨居の牧野リハビリテーション病院で、25日は十日市場町の昭和医科大学保健医療学部でプログラムが行われる予定となっている。

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