緑区 人物風土記
公開日：2025.10.16
東洋英和女学院大学の｢第36回かえで祭｣の実行委員長を務める
妹尾 知海（ともみ）さん
都内在住 21歳
皆を笑顔に「楽しみながら」
○…今年のテーマは「実」。「学生生活で得た学びや、これから培う知識・経験が、やがて大きな『実』を結ぶことを願って」テーマを掲げた。現在、東洋英和女学院大学人間科学部の３年生。かえで祭の実行委員長になったのは昨年12月だという。「学生たちが楽しんでいるから、来場者にも楽しさが伝わる。『まずは自分たちが楽しもう』というマインドで開催当日を迎えたい」
○…生まれも育ちも東京都。幼稚園児の頃から一貫して「東洋英和」で学びを深めている。高校時代「何か学校の活動に携わろう」と、文化祭の実行委員を経験。大学進学後もかえで祭の実行委員として奮闘を続ける原動力は、イベント終了後の達成感だ。メンバー同士で意見をぶつけ合い、試行錯誤を重ねるからこそ、毎年かえで祭を終えると「皆で乗り越えられたという喜び」が湧き上がる。「あまり人前に出るのは得意じゃないけれど」と控えめに語るも、今回、一層スムーズに運営を進められればと実行委員長に立候補した。
○…０歳から中３まで水泳を習ったという。何度も練習し「バタフライが得意になった」。小学生の頃には化学の不思議にも心惹かれ、中高共に化学部へ。「スライムやバスボム、カイロなども自分で作っていました」。スポーツに打ち込み、上達を目指す意志の強さと、化学をはじめ学問を楽しむ知的好奇心。その双方が文武両道のいまをつくり上げた。
○…よく聴く音楽はＫ―ＰＯＰ。「気持ちが沈んだ時でも、自分を立て直してくれる」大切な存在だ。将来は「事務系など誰かを支える仕事に就きたい」。皆を笑顔にする喜び。実行委員を経験し、その尊さを「知」ったことこそ、「海」のように大きな、人生の「実」りなのだろう。
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