戻る

緑区 文化

公開日:2025.10.30

アートプロジェクトみどりVOL.2
まちに現代(コンテンポラリー)アートが出現
11月1日から、3会場で

  • 土志田さん(左)と参加アーティストの一人、橋村至星さん。橋村さんが赤い家に描いた作品『ボーダーラインを歪めるために』の前で

 緑区内の3会場で11月1日(土)から「アートプロジェクトみどりVOL.2」が開催される。横浜市内を拠点に活動するアーティストが中心となり、各会場にコンテンポラリーアートを展示する。Art Space赤い家主催。緑区、みどりアートパーク共催。

 テーマは「部屋の中の象」。目の不自由な人が象の鼻を触り「蛇のようである」、足を触り「木の幹のようである」と同じ対象に触れて異なる主張をする「6人の盲人と象」というインド発祥の寓話や、誰もが認識しているがタブー視してあえて議論を避けることを意味する慣用句「The elephant in the room」から着想を得たという。「いろいろな含みがある」と芸術家で、赤い家を運営する土志田ミツオさん。「部分的で細末なところを感知して全体は見えない。目の前の出来事が結局何なのか分からない。今の社会で起きていることのメタファーでもあるかな」

まちづくりに生かす

 緑区出身で米国を拠点に約25年間、アート活動に携わってきた土志田さん。帰国後も横浜市内を中心にコンテンポラリーアートがまちづくりに寄与する方法を模索するべくさまざまなプロジェクトを実施してきた。

 今回のプロジェクトのメイン会場はみどりアートパーク(長津田2の1の3)。作品展示は11月9日(日)まで。時間は午後1時〜7時。Cafe Mon(長津田みなみ台5の24の12)は11月30日(日)まで展示(同店の営業日・時間に鑑賞可。室内展示はワンオーダー制)。赤い家(長津田2の46の13)は土志田さんのプライベートスタジオで11月3日(月)まで室内を自由に観覧できる。時間は午後1時〜5時。1日(土)の2時〜5時には「リリアン編み」のワークショップも開催。参加費100円。同日午後7時には、アーティストも出席するレセプションパーティーを開く。参加無料、予約不要。

 土志田さんは「コンテンポラリーアートは小さなコミュニティをつくり、地域の市民活動を活性化していく力があると思う。『難しい』『固い』と思われがちだけど、もっと気軽に表現、鑑賞していいもの」と気軽な来場を呼び掛けている。

 参加アーティストなど詳細はインスタグラム「artspace_akaiie」で発信。問い合わせはインスタグラムのDM、または【メール】artprojectmidori@gmail.com。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

緑区 ローカルニュースの新着記事

緑区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS