緑区 社会
公開日：2025.11.06
山下農園で収穫感謝祭
野菜も絆も育み25年目
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山下農園で野菜づくりを楽しむアニルさん
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収穫感謝祭で歌を披露する寺嶋さん（右）
栽培収穫体験ファームとして親しまれ、今年度で開園25年目を迎えた北八朔町の山下農園（大澤博園主）で11月１日、収穫感謝祭が開かれた。
農地を24区画に分け、利用希望者に貸し出している同園。この日は多くの利用者が集い、獲れた野菜を使った料理などを味わいながら、大地の恵みへの感謝を胸に交流を深めた。
開園当時から野菜づくりを続け、大澤園主が「山下農園のアイドル」と呼ぶ寺嶋澄子さんがマイクを手に、同園にまつわる歌を披露する場面もあり、収穫感謝祭は大いに盛り上がった。
農で国際交流も
山下農園で農作業を始めて３、４年ほどというサマル・アニルさんはインド出身。来日して18年。２０１３年から緑区内に暮らし「40代になって新しい趣味を楽しみたいと思って」同園で野菜づくりを始めたという。
「大澤先生に教えてもらうと、一人でやるより50倍もたくさん野菜が採れます。食べ切れないから、近所の人などに配っています」と流ちょうな日本語で語るアニルさん。収穫した野菜は、夫婦でインドや日本の料理などにして味わうという。「みんなと一緒にやれるのが楽しい。もしインドに帰っても、また自分で野菜を作りたいです」と笑顔で話した。
大澤園主は「集まって農作業をするので、みんな仲良しになれるのが良いと思う」と語った。
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