佐藤区長が交流、課題共有
西八朔町で「ふれ愛トーク」
「つどいの場和カフェ」訪問

つどいの場和カフェのメンバーと佐藤区長（後列右から３人目）
佐藤区長（右）と語るメンバーたち
メンバーの手作りカレー（提供写真）

　緑区長が区内で活動する団体を訪問し、活動を通じて得られた地域課題などの情報交換を行う｢緑区『ふれ愛トーク』｣が12月４日、西八朔町にある住宅を活用した「つどいの場和カフェ」で開催された。佐藤康博区長が、同カフェを運営するボランティアメンバーたちとの交流を深めた。

　「西八朔町７６９の27」にある同住宅。１階には開放感のある吹き抜けの部屋が広がり、２階に上がると窓からランドマークタワーが見える眺望の良さなどを楽しめる。「つどいの場和カフェ」では第１木曜日にボランティアのメンバーたちが調理したカレーやコーヒーなどを来場者に提供。午前11時から午後２時まで、参加費３００円で誰でも利用できる。メンバーの一人で管理人を務める内海朱美さんによると、子どもから高齢者まで幅広い世代が来場し、食事を共にしながらコミュニケーションを楽しんでいるという。

　この住宅はメンバーの一人、松下文さんが少女の頃から20代半ばまで暮らしていたという家。３年ほど前に空き家となったことを機に、松下さんは、長年親交のある内海さんに同住宅の活用について相談したという。話し合いを経て昨年６月、同カフェとしての活動がスタート。内海さんは「空き家は多くても、こういう利用をしている所は少ない」と話す。

　訪問した佐藤区長は、建物について「素敵な造りですね」と称賛したほか「地域のお年を召した方々が、少しでも楽しくここで過ごせれば」と語った。内海さんは「佐藤区長は気さくにお話ができる方。話を快く聞いていただけた」と話した。また、課題は同カフェへのアクセスといい「メンバーの自家用車で、利用者を送迎することなどを検討したい」とした。

　同カフェの次回の活動は来年２月５日（木）。