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緑区 社会

公開日:2025.12.11

小山遊水地の工事を見学
住民理解を深める機会に

  • 溶接をしながら深さ26mまで矢板を打ち込む工事を見学する近隣住民

  • 地中に打ち込まれる矢板

 洪水被害軽減に向けた整備事業が進められている恩田川小山遊水地で12月3日、近隣住民に向けた見学会が行われた。

 恩田川小山遊水地連絡協議会(宮田吉秀会長)の呼び掛けにより初めて行われた工事現場の見学会。当日は約10人の近隣住民が参加し、県職員や事業会社から工法や今後のスケジュールなどについて説明を受けた。

 同エリアは2023年に着工。現在は、掘削を始める前に、土砂崩れの防止や地下水の流入を遮断するための矢板を地中に埋め込む作業が進められている。これまで、工事の概要については説明会などを通じて近隣住民に伝えられてきたが、現場の様子は外から見ることができないため、協議会のもとに懸念の声が寄せられることもあったという。宮田会長は「大なり小なり近隣住民には影響があること。実際に工事が行われているところを見れば理解が深まるのでは。知っているのと知らないのとでは違う」と県に見学会の開催を依頼した。

 見学会では、今回採用している「サイレントパイラー圧入工法」について、振動や騒音による周囲への影響が少ないという説明があり、その後実際に矢板を打ち込む作業の見学が行われた。

 近隣に住む女性は「ここに何十年も住んでいるがこんなに大きな機械で工事が行われるのは初めて。音はしているけど、外からは何をしているのか分からなかった。今回、見ることができて良かった」と話していた。

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