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緑区 文化

公開日:2026.01.29

アーティスト・安田葉さん
凧揚げで空に形を描く
鶴見川で地域住民と

  • 河川敷で凧揚げを楽しむ安田さん(左)と参加者

    河川敷で凧揚げを楽しむ安田さん(左)と参加者

  • 展覧会会場(写真提供:アーツコミッション・ヨコハマ)

    展覧会会場(写真提供:アーツコミッション・ヨコハマ)

  • 人の背丈サイズの植物の葉を模した凧

    人の背丈サイズの植物の葉を模した凧

 凧制作を通じた芸術表現に取り組むアーティスト・安田葉さんが1月24日、鶴見川河川敷で地元住民らとともに凧揚げを行った。穴が開いていたり、左右非対称だったり、複雑な形をした凧が青空をキャンバスに舞った。

 安田さんはアーティストのキャリア形成を支援する(公財)横浜市芸術文化振興財団の助成制度に今年度採択され、中山にある交流拠点「Co─coya」(中山5の9の1)に1カ月間ほど滞在して創作活動に取り組んできた。昨年11月には地域住民らを招いて「あなたの凧」をテーマにしたワークショップを開催。和紙を使って思い思いの形の凧を制作した。今回のイベントでは、ワークショップの参加者が制作したオリジナルの凧を実際に揚げた。「樹をイメージして作った」という女性は風に揺られる凧を眺めながら、「なかなか空を見上げる時間はない。皆で風を感じながら顔を上げる。なかなか良い行為」と話していた。

風との共同制作

 7年ほど前に凧の制作を始め、風にまつわる文化を研究してきた安田さん。「インドネシアは風が強い地域で凧の文化が盛ん」と言い、1年の約半分はインドネシアで過ごしている。「日本ではダイヤモンド型が多いけれど、インドネシアでは好きな形の凧を作って楽しむ。自分の思い通りにならない風を使って楽しむ感覚が根付いている」と話す。これを単なる文化としての理解にとどめるのではなく「風と人間の共同制作」として捉え、他者と対話をするときの感覚と結び付ける安田さん。昨年10月には「対話の凧」というテーマでワークショップを開催した。外国にルーツを持つ人と風からイメージされる話を膨らませ、それを凧の形にして表現。ワークショップを通して制作した人の背丈ほどのサイズの凧を今回のイベントでも揚げた。

 1月31日(土)までCo─coyaでは凧の展覧会が開催されている。午前11時から午後5時まで。31日午後1時30分にアーティストトークも行う。

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