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公開日:2015.04.30
樹状細胞がんワクチン療法とは
取材協力 新横浜かとうクリニック
手術や放射線治療に次ぐ、がん治療の新たな選択肢として「樹状細胞がんワクチン療法」が注目されている。
「簡単に言えばヒトの免疫をコントロールしているのが樹状細胞です」。そう話すのは、国立がんセンター研究所で「がん免疫細胞療法」を研究し、聖マリアンナ医科大学放射線科の講師も務める同クリニックの加藤洋一院長。加藤院長によると、樹状細胞はがん細胞を発見・分析し、免疫の攻撃部隊であるリンパ球にその情報を伝え、がん攻撃の指令を発する働きをしているという。
同細胞は50歳頃から大幅に減少。若い人でもがんになる人は「もともとこれが少ない可能性がある」と指摘する。また、樹状細胞が白血球の中の単球細胞からつくりだせるようになったことで、がんの免疫療法は飛躍的に進化している。さらに、樹状細胞が、がん細胞攻撃の指令を出すときの伝達物質も明らかになっており、人工的にワクチンをつくり出すことが可能になっている。
同院で同療法を行う患者は末期がん、もしくは肝臓や肺に転移している場合が多く、ほとんどが余命半年から1年を宣告されている。これまで加藤院長が手掛けた約600件の同療法臨床例(2013年8月〜13年9月まで)では、4割の患者が、5年以上生存している。
新横浜かとうクリニック
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港北区新横浜2-6-13新横浜ステーションビル8F
TEL:045-478-6180
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