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町田 社会

公開日:2025.12.25

「ごちゃまぜ文化」発信し10年
エンターテインメントレストラン 店長に聞く

  • さまざまなステージが行われているまほろ座

 商業施設「町田パリオ」(森野)における芸術文化発信の象徴的なスポットとなっているエンターテインメントレストラン「まほろ座 MACHIDA」が10周年を迎えた。店長でバンド「キンモクセイ」のメンバーでもある佐々木良さん=写真=にこれまでを振り返ってもらった。

 ――どんなスポットか

 「著名なアーティストから地元アイドル、落語、一般の発表会などのステージを食事をしながら鑑賞できる場。ジャンルにこだわらず、『ごちゃまぜ』のエンターテインメントを提供してきた」

 ――この10年を振り返ると

 「大変だった記憶が残る。どのような食事メニューを出せばいいのか、どうアーティストを集めるかなど、ほかにない形の場所のため、手探りの状態が続いてきた。出演者も『郊外だから』となかなか来てくれないこともあり、当初は大変だった。一方で、人のつながりを感じてきた10年だった。出演者が知り合いのアーティストを紹介してくれたり、運営にあたっても人のつながりによって助けられてきたことは少なくない」

 ――コロナ禍は窮地に追い込まれた

 「どうなってしまうのかと考える毎日だった。満足に店を開けなくなり、店内の感染症対策のほか、ライブ映像の配信を行うようになるなどの工夫を重ね、何とか店を継続していけるようにしてきた。今振り返ると夢だったようにも思える」

 ――お客さんは戻ってきたか

 「徐々に回復してきた。ただ、まだまだ知名度が低い。町田駅の近くでこのような場があることを知ってもらいたい。理想はここに来ればおもしろいことがあると足を運んでもらえるようにすること。今は公演の内容によって人が集まってくる。3世代が気軽に集うスポットを目指していきたい」

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