港北区版 掲載号:2016年6月30日号 エリアトップへ

横浜市内を中心に活動をしている盲目のシンガーソングライター 亀井 康生さん 下田町在住 中学2年生

掲載号:2016年6月30日号

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自らの思い音楽で伝える

 ○…市内の盲学校に通いながら「Ko─sei」として月に2、3回ライブ活動を行う。区内や市内を中心に、東京、遠方は大阪まで忙しく飛び回っている。単独のみならず様々なバンドのコーラスやキーボードとしてセッションすることもあり、歌を通して「自分が感じていることや自分自身のことを伝えたい」と力強い。7月3日には「つなしまサマーフェスティバル」への出演も決まっている。

 ○…未熟児として誕生し、生まれて3カ月で視力を失った。体力も弱く、唯一遊ぶことができたのがおもちゃのピアノ。その楽しさに気付くのに時間はかからなかった。「CM曲や電車の発車メロディ、J─POPを耳で聞いて弾いていた。今では絶対音感を身に付けた」と笑顔を見せる。小学生からクラシックを習い始め、盲学校などに通う児童・生徒を対象とする「ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」では2部門で入賞した実績も持つ。

 ○…歌うことも好きで、小4から弾き語りライブを始め、オリジナル曲を発表するように。現在10曲の持ち歌がある。曲を作る時は友人や学校の先生のこと、授業で習い、インスピレーションを受けた詩など、日常生活から感じ取った物事を歌にする。明るく陽気な性格で、取材中も学校の先生に影響を受けたという関西弁で、パワフルに”マシンガントーク”を繰り広げた。こうしたエネルギーはやはり音楽から来ているようだ。「音楽で自分を表現し、人と繋がっていくことで前向きな性格になっていった」と振り返る。

 ○…あらゆる音に興味を持ち、スポーツ観戦も音を通して楽しむほど。演奏ジャンルが幅広いため、方向性はまだ模索中だ。「憧れのアーティストがライブをする日産スタジアムに、シンガーソングライターとしていつか自分も立ちたい」と声を一段と大きくして目標を指し示す。これからもその歌声で人々を魅了して行くだろう。

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