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港北区版 公開:2016年10月6日 エリアトップへ

14日から横浜みなとみらいホールでコンサートを行うバイオリニスト 鈴木 理恵子さん 港北区出身 52歳

公開:2016年10月6日

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音楽に国境はない

 ○…バイオリニストとして国内外でのリサイタルや音楽祭への出演にとどまらず、「東洋と西洋」をテーマに独自の活動を続ける。10月14日から横浜みなとみらいホールで行われる公演「ビヨンド・ザ・ボーダー音楽祭2016」では、北欧とアジアの芸術交流に焦点をあてる。

 ○…港北区で生まれ育つ。篠原小学校、篠原中学校卒。音楽を始めたのは6歳の時。兄が習っていたバイオリンが自宅にあり、その音色や形状が少女の好奇心を刺激した。高校は桐朋女子高校音楽科へ。「競争競争の音楽学校だと演奏が嫌いになりそう」という不安もあったが、その後進んだ桐朋学園大学で室内楽に出会い、どの楽器ともアンサンブルできるバイオリンの魅力と、その楽しさにのめり込んだ。「将来は音楽家として生きていきたいと思ったのもこの頃。室内楽に出会えなかったら今の私はない」とほほ笑む。

 ○…大学卒業後、新日本フィルハーモニー交響楽団に入団し、すぐにコンサートマスターに大抜擢された。しかし、ベテラン揃いの楽団の中で若手がトップを務めるのは楽ではなかった。練習に明け暮れ、睡眠時間1日3時間の生活。「でもあの経験が私を育ててくれた」と懐かしむ。自分を成長させるために留学を経験し、その後、東洋の音楽にも興味を持つように。「ずっと西洋音楽中心のクラシックばかり学んできて、自分のアイデンティティーであるはずの日本やアジアの音楽をほとんど知らなかった」。そこから東洋の民謡やわらべ歌などのCDや資料を集め、2008年から「ビヨンド・ザ・ボーダー音楽祭」をプロデュースするようになった。

 ○…「この活動を始めて改めて『音楽に国境はない』と気付かされた」と語る。今公演でもアジアやヨーロッパの様々な音楽や芸術がステージ上で融合する。「知らない音楽なのになぜか懐かしい。そんな雰囲気をぜひ楽しんでいただけたら」

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