綱島西口商店会に祀られている「日限地蔵」のいわれや歴史を地域の子どもたちに伝えようと、「お地蔵さまを守る会」は、地蔵の前に地元の園児や児童を招き、講話を行った。
日限地蔵の祠は今年7月、地域住民が発起人となって新調された。近くに住む上島睦子さんが工事費を寄付したことで実現。その後は綱島西口商店会(笈川宜久会長)と綱島西口商栄会(猿渡功会長)が管理している。
10月24日の講話は、横浜市立綱島小学校の3年生児童102人と尚花愛児園の年長34人が対象。綱島商店街連合会の中森伸明会長や猿渡会長は、日限地蔵が今の場所に移設された経緯や周辺エリアの変遷などに触れながら、「日を限って願いごとをすると叶う」といういわれ等ついて、ユーモアを交えて説明した。
真剣な表情で説明に聞き入っていた子どもたちは、最後に「ありがとうございました」と元気にあいさつし、この場を後にした。
「自身が住む街を知って、大好きになってもらえたら」と同小学校の能城順一校長。中森会長は「子どもたちが地域の歴史について聞いてくれて嬉しい」、猿渡会長は「鶴を折ってくれたり、花を供えてくれたりした子どもたちの姿勢に感動する」と話していた。
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