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港北区 人物風土記

公開日:2017.12.21

親と子のつどいの広場ともともの施設長
金田 友美さん
新吉田町在住 45歳

楽しんで幸せを掴め

 ○…「前を通る小学生が『ともとも!』って叫びながら宣伝してくれるの」-。チャーミングな笑顔でそう語ってくれる新米施設長は「新吉田のランドマーク」として地域住民が集まる拠り所づくりを目指す。「ともにつどい、ともに歩み、ともに成長し、ともだちたくさんの癒しの家」というテーマにその意思が凝縮されている。

 ○…高校時代、陸上部のマネージャーにもかかわらず、自転車を乗り捨てて部員とともに走っていたお侠(きゃん)は「音大の道もあるんじゃない?」というおばの一言で4歳から習っていたピアノを極めて音大へ。卒業後、銀行員、子育てを経て、現在は個人のピアノ教室を開いている。講師としてスキルアップのために通い始めた保育ボランティア養成講座は、現在理事長を務めるNPO法人ポケットの先駆け。「子供の頃夢見たピアノの先生と保育士さん両方が叶っちゃいました」と茶目っ気たっぷりに笑う。

 ○…「母も妹も私も、みんな誕生日が結婚記念日」と胸が高鳴るエピソードを語ってくれるその照れた笑顔もまた魅力的。一男一女の母親であり、娘には「親バカだけど過保護じゃないよね!」と言われたものの、過保護がテーマの某テレビドラマを見て「私の方が上を行っていたの。驚いちゃった!」。そんな子ども思いの彼女のモットーは子育てもピアノのレッスンもとにかく褒めること。「良いところはたくさん見つけてあげたい」。その一言には母なる力強さと優しさがあふれていた。

 ○…フットワークが軽く「生き急いでる、回遊魚みたいなんて言われるの」とおどける。どんなことにも挑戦し、娘と一緒になって英検や数検を受けたことも。生徒の悩みを聞くため、心理カウンセラーの勉強も。「私が楽しんでいれば、周りも楽しんでくれる。みんなに幸せでいてもらうために私は、これからも楽しみながらいろんなことに挑戦したい」

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