港北区版 掲載号:2018年3月29日号 エリアトップへ

30日に開設する「港北区生きがい就労支援スポット」の統括責任者 石田 仁(ひとし)さん 鎌倉市在住 66歳

掲載号:2018年3月29日号

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寄り添ったサポートを

 ○…「人に寄り添っていきたい」。就労のほか、地域貢献や社会参加を考えるシニア世代への専門相談窓口の統括責任者としての思いだ。これまでの経験から相談者は十人十色。だからこそ、よく話を聞き、理解を深め、同じ方向を向いて一緒に歩いていく考え。「そのためには私のことも知ってもらわないといけない」と笑顔を見せた。

 ○…生まれは名古屋。「鉄砲玉みたいな子どもだった」と話すように、学校から帰るとランドセルを放り投げ日が暮れるまで遊んでいるような少年だったという。父の仕事の関係で中学と高校時代は静岡や愛知、三重などを転々とした。転校が多かったが「コミュニケーション能力が身に付いたと思う」と前向きな性格に。30歳を前に転職を機に上京。60歳で定年を迎え、翌年にこれまで在職中はできなかった”学生時代の仲間を訪ねる旅行”を敢行。しかし、半年で目標を達成。体をもてあましていたところに「働いたら?」という妻の一声で背中を押され、(株)パソナに再就職した。

 ○…入社後は生活保護受給者への自立支援事業に携わった。そこでは慣れない仕事のせいか、思うようにいかないことも多かったという。しかし、一年ほど経過したある日、「相手の気持ちに寄り添っていなかったからだったのではないか」と気づき、そこからはスムーズな業務に。趣味は、14歳で北アルプスを登頂してから虜になった登山。現在でも年に数回は山仲間との登山を楽しんでいる。日々のストレスは山でリセットされているようだ。

 ○…支援スポットは横浜市民であれば利用が可能で、金沢区に次いで2番目の開設。「困っている人は近隣区にもいるはず」。港北区での運営を成功させることで、市内全体へ波及となることを願う。約3年間、直近の事業所で培ったシニア世代への就労支援の経験を生かし、地域の”頑張るシニア”をサポートしていく日々がスタートする。

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