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茅ヶ崎・寒川 スポーツトップニュース

公開日:2025.12.26

松浪中学校陸上部
全国中学駅伝6位入賞
神奈川県勢3校目の快挙

  • 競技を終え笑顔を見せる選手たち=提供

 第33回全国中学校駅伝大会が12月14日、滋賀県希望が丘文化公園スポーツゾーン芝生ランドで開催され、茅ヶ崎市立松浪中学校が女子で6位に入賞した。県勢が入賞するのは第22回大会の金沢中学校以来で3校目という。

 松浪中は11月1日に行われた神奈川県中学駅伝で初優勝。11月30日に群馬県で開催された関東大会でも5位に入るなど、勢いそのままに全国大会に乗り込んだ。

 前日の開会式では、47都道府県の代表が集まる雰囲気や、新聞取材に「県代表の重みを感じた」と振り返る選手たち。競技は5区間・12Km、アップダウンも多くほとんどが芝生という難コースで行われた。

 1区を任されたのは、県大会でアンカーを務め逆転優勝の立役者となった平田きおかさん(3年)。顧問の常磐信欽教諭が「最も大切な区間。流れを作ってほしかった」と送り出したエースが、実力を遺憾なく発揮する。

 夏の全国大会1500mで優勝した是枝愛香さん(三重・内部中)に最後まで食らいつき、2秒差の区間2位で、2区の高木優羽さん(3年)にタスキをつなぐ。

 その後は高木さんが4位、3区の池上涼さん(3年)が5位と上位をキープしたまま終盤へ。するといずれも2年生の4区・秋場杏南さんが区間6位、5区・亀島雪乃さんが区間9位の走りを見せ、6位でゴールテープを切った。

 常磐教諭は「大会前は『これまで神奈川県勢で入賞したのは2校だけ。ここで新しい歴史を残そう』と伝えてきたが、それを実現した子どもたちは本当にすごい」とその健闘をたたえる。

 4年前に同校に赴任した常磐教諭の指導のもと、力をつけてきた同部。大会前は「体調管理も練習の一環」として、マスク着用やうがい、手洗いを徹底。その甲斐もあって県大会前から体調不良者が出ることはなかったという。

 常磐教諭は「正直、ここまで来られるとは思っていなかった。今回の経験が、後に続く部員にとっても大きな財産となると思う。今度は追われる立場になるが、地道に練習に取り組んでいきたい」と話していた。

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