港北区 トップニュース社会
公開日:2018.09.13
日吉駅周辺
美化推進重点地区へ
10月1日に指定
日吉駅周辺地区が10月1日、横浜市により美化推進重点地区に指定される。同地区では地域住民らによる清掃・啓発活動等が継続して行われてきた経緯があり、区では「地域の方々の熱意に応えられるのでは」としている。美化推進重点地区への指定は市内27例目、区内では新横浜駅周辺に次いで2例目。
日吉駅周辺はこれまで、地域住民らによる清掃活動や地元有志による禁煙運動等が続けられてきたエリア。以前は、東口に置かれたベンチ付近で喫煙する人が多く、吸い殻や空き缶等のポイ捨てが後を絶たなかった。しかし、2016年12月にベンチが撤去され、翌17年2月に花壇が設置されるなど、周辺環境の改善が図られてきた。
港北区役所では今年度、同駅周辺でのポイ捨てや歩きたばこに関する啓発等を引き続き行うとともに、6月からは地域作業所への委託による清掃作業を実施している。
また、慶応大学は2020年東京五輪の英国チームの事前キャンプ地に決定しており、多くの来街者が見込まれる。
これらのことから、街の美化に対する地域の機運が高まっていることも指定の背景にある。
美化推進重点地区への指定に伴い、区域内の日吉本町東町会(白鳥千代子会長)及び、日吉台町内会(小野寛子会長)から計17人の美化推進員が任命される。美化推進員は週2回、区域内でのポイ捨て啓発や清掃活動等を行う。
「喫煙禁止」望む声も
地域の安心安全をめざし、町内会のパトロール等を続ける日吉本町東町会の白鳥会長は「指定により、本格的に街の美化が進むことに期待したい」、また清掃活動や放置自転車対策等を実施してきた日吉台町内会の小野会長は「街全体をきれいにしていき、ゆくゆくは喫煙禁止地区に指定されれば」と話すなど、自分たちの街の美化を自分たちで進めようとする気持ちを示した。
「日吉駅前禁煙プロジェクト」の代表として、約10年前から同地区の喫煙禁止地区指定に向けた署名活動や駅前清掃、講演会等を続けてきたのは高見沢重隆医師(たかみざわ医院理事長)。今回の指定を受け、「2020年までに、この街がよりきれいになれば。喫煙禁止地区の指定に向け、改めて活動していきたい」と街の将来を見据えた。
「まず活動周知」
港北区地域振興課の谷章子資源化推進担当課長は「まずは美化推進重点地区として清掃・啓発活動を進め、活動を日吉地区の皆様に周知していきたい」と話し、喫煙者への罰則や喫煙場所の設置が伴う喫煙禁止地区の指定については、「地域への影響も大きい。皆様の意向が指定を受けることでまとまることが必要」との見解を示した。
なお、きょう13日には美化推進員の任命式や説明会が行われる。10月1日午前10時からのスタートアップキャンペーンでは、日吉駅前で清掃が実施されるほか、啓発活動としてティッシュが配布される。
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