このほど、港北高校書道部が、新羽人道橋の橋名板に刻まれる文字のデザインを担当。11月13日、橋を管理する港北土木事務所から生徒たちへ感謝状が贈呈された。
「橋名板」とは、その名の通り、橋の名前や架かる河川名を記す板のこと。今回は、橋の工事に合わせて橋名板をリニューアルすることになった。同校の生徒が橋を利用することが多いことから、同事務所が書道部に文字の製作を依頼した。筆を執ったのは、古川真歩さん・伏見優樹さん・山初まどかさん・相墨遥さんの2年生4人。それぞれが得意な書体で、見事に書き上げた。実際に完成した板を見ると「すごい」と感動の声を上げ、各自のスマートフォンで記念撮影をするなど貴重な経験を楽しんだ様子だった。
部長の古川さんは「横書きだから、はらい(・・・)がぶつからないように工夫した。大変だったけど形になりよかった」と笑顔を見せた。顧問の関口奈緒美教諭は「社会に貢献できるのは生徒たちにとって大きなやりがい。貴重な機会をいただき感謝している」と話した。
「地域の学生に橋名板を書いてもらうというのは稀なケース。とてもいいものを作ってもらいありがたい」と同事務所副所長の加藤日出美さん。「これから何十年と飾られるもの。将来子どもができたら、自分が作ったと言えるのを楽しみしてほしい」と述べた。
今回作られた橋名板は、「新羽人道橋」「にっぱじんどうきょう」「鶴見川」「昭和46年3月竣工」の4つ。12月上旬から、橋の起点側と終点側の左右にそれぞれ設置される予定だ。
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