子育て支援スペース「COCOひよし」が7月23日、箕輪町のマンション群「プラウドシティ日吉」の敷地内に開所した。同所周辺は新規転入してきた住民も多く、運営を担うNPO法人びーのびーのの山口麻津子さんは「子育て世代だけでなく小学生や高齢者など様々な人が集う場所にしたい」と話す。
同所は、玩具や絵本で子どもが遊べる「親子キッズスペース」、中心に大型机がある「イベントスペース」からなる。
「親子キッズスペース」にはスタッフが常駐しており、授乳室やトイレを完備している。「イベントスペース」は今後、同法人の催しや地域の有志が講座やワークショップなどをできる場所にしていく予定だという。
野村不動産(株)が「プラウドシティ日吉」を建設するにあたり、子育て関連施設をつくろうと同法人に打診。大倉山を拠点に活動する同法人も「新たな地域に活動を広げる機会になる」と、二つ返事で了承したという。
周辺には、新たに日吉に転入してきた住民も多い。コロナ禍で地域のつながりも減る中「子どもを介して地域の交流を深め、自分たちのまちを好きになってほしい。日吉の方々と協力してやっていきたい」と山口さん。
利用者第1号で箕輪町からきた宮本淳史さんは、4歳と2歳の子どもを連れて来所した。妻の寛子さんは「コロナでどこにも行けないので、室内で遊べると助かる。今後も時間があるときに利用できれば」と話した。
親子キッズスペースの開館時間は(月)、(火)、(木)、(金)の午前9時30分から11時/正午から午後1時30分((水)、(土)、(日)は正午まで)。プレオープンにつき8月末まで利用無料。
ACTO日吉と連携も
COCOひよしと隣接する地域住民向けのスペース「ACTO日吉」も同日に開所した。キッチンスペースなどを生かし、両所で連携した取組みも検討中という。代表理事を務める泉山秀明さんは「主婦、高齢者など多世代が交わることで、アイデアが生まれる場所になれば」と意気込む。
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