港北区役所は、介護予防普及啓発講演会「健康長寿鍵は…フレイル予防」を10月12日、同区役所で開催し、11人が参加した。
この日は人生100年時代に向け、いつまでも元気に過ごす秘訣について区内にある高田中央病院の荏原千登里医師、中村崇理学療法士が講演した。荏原医師は、全身の老化が進み、病気にかかりやすい要介護一歩手前の状態「フレイル」(虚弱)について説明。フレイルに陥ると、転倒やストレスなど小さなきっかけで要介護状態になる可能性があると伝えた。一方で、適切な治療を行えば元気な状態に戻れる重要な期間であるとも解説した。荏原医師は最後に、30年ほど前に話題になったご長寿姉妹のきんさんぎんさんの事例を紹介。実はきんさんは足腰が弱く、高齢になってから体を鍛え始めたことを紹介し「何歳からでも体は鍛えられる」と力を込めた。
「自宅で体操」も紹介
後半は、中村理学療法士が自宅でできる椅子を使った体操や、正しい歩き方を解説した。筋力や生活習慣はすぐに改善するものではないため、焦らず継続することが大切であるとした。
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