港北区 スポーツ
公開日:2020.11.12
日本一の卓球少女に
県大会v 馬場菜々美さん
綱島の一角にある卓球場から、国内トップを目指す卓球少女がいる。先月行われた神奈川県小学生卓球大会の3・4年生の部で優勝した、馬場菜々美さん(新吉田小3年)だ。
ラケットを握ったのは年長の時。経験者の父・健太郎さんと卓球部の兄・皓太郎さんの練習を見たのがきっかけという。「バックハンドドライブが得意」という菜々美さん。綱島の富士クラブで練習を積むと、わずか半年で出場した県大会で3位、全国への切符を手に入れた。そこからは本格的に週5日の練習の日々。同クラブのコーチ佐々木岩男・計子夫妻は「シャイだけど、負けず嫌い。人一倍の頑張り屋さん」と話す。
10月の県大会、決勝で相対したのは、昨年敗れたサウスポー選手。コーチと徹底した左利き対策を講じ、見事フルセットの接戦を制して優勝を勝ち取った。試合中は緊張やミスへの不安が募ったというが「たくさんの練習が生きたと思う」と笑顔で振り返る。
兄の背中追いかけ
現在は、同学年では県内唯一の強化指定選手に選ばれ、上級生の強化指定選手たちと研鑽を積む。今後は全国ベスト8を目標に、その先にある日本一を見据えている。
憧れのプロ選手は「ドライブがすごい」という早田ひな選手だが、もう一人の目標が7歳上の兄。ずっと一緒に卓球をしてきた一番身近なライバルに「まだ勝ったことはないけど、いつか勝ちたい」と照れ笑いを浮かべる。健太郎さんは「2人で楽しそうに卓球をしている姿を見るのが一番の幸せ。いつか兄妹のミックスダブルスで活躍する日が来たら嬉しい」と目を細めた。
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