学習塾「英才個別学院」を運営する(株)エイサイコミュニケーションは、コロナ禍で塾や学習機関に通うのが困難になった子どもを支援しようと、授業の無償提供を行っている。
「教育を止めるな 応援プロジェクト」と銘打ち、先着100人分(総額1000万円)、全16回の授業料や入会金を同社が負担する。保護者の失業や休業により収入が減少した世帯で、同社の定める規定に合致すれば申請できる。
きっかけは保護者の涙
同社取締役第一経営部の湯浅伸夫部長によると、昨年冬、コロナ禍で保護者の仕事が無くなり、通塾を希望しながら辞めざるを得ない生徒がいたという。面談で涙ながらに状況を語る保護者の姿に「何かできないか」と感じた講師が本部へ相談。プロジェクト実施につながった。授業料の全額支援は、教育業界では日本初の取組み。
湯浅部長は「この取組みを機に、支援活動が業界全体、ひいては他業界にも広がっていけば。皆が助け合う環境を作りたい」と願い、賛同企業を募っている。
申請締切は3月31日(水)。実施教室は横浜市を含む首都圏内の40校。授業期間は通塾開始日に応じて、最長4月30日(金)まで。詳細は同社サイト(https://www.eisai.org/news/52314)へ。問い合わせ、申請はサイト内のラインアカウントから、友だち登録の上受け付ける。
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