神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2022年8月4日 エリアトップへ

横浜市 不登校児の学習支援 拡充 オンライン教材を活用

教育

公開:2022年8月4日

  • LINE
  • hatena
「デキタス」の画面
「デキタス」の画面

 横浜市は、市立小中学校の不登校児童生徒を対象に、オンラインでの学習支援を行っている。取組みを始めた2021年度の160から今年度は300にアカウント数を倍増させる予算を確保するなど、「学びの保障」を進めている。

 昨年度からスタートしたこの「アットホームスタディ事業」。不登校傾向にある児童生徒が、民間企業開発の小学1から中学3年生の主要5科目を学べるオンライン学習教材「デキタス」に自宅パソコンなどからアクセスし、自主学習できる。学校が必要と判断した場合にアカウントが発行されるため、利用する子どもの理解度を教諭が確認できるのが特徴だ。

 初年度の利用者66人に対し、今年度は7月時点で同数に並んでいる。活用する小学生の一人は「自分のペースで勉強ができる」と語り、中学校の教諭は「生徒は学習をさかのぼれ、学校は生徒の進捗(しんちょく)がわかる」と話す。市担当者は「開始2年で周知が進むことを予測し、アカウント数を増やした。自発的に勉強したいと思ったときに使ってほしい」とする。

「長期欠席」約6千人

 市によると2020年度、「長期欠席」する児童生徒は約6千人。そのうち1日も登校できない子どもが約100人程度いるという。市では対応策として、在籍級には入れないものの、別室であれば登校できる人を対象に支援する「校内ハートフル事業」、ひきこもりがちな人に対して心理学を学ぶ学生らを派遣する「ハートフルフレンド家庭訪問」などを実施。今事業の「アットホーム」はその中でも、特に「対面」を苦手とする人に向けた学習支援策だ。

 市の取組みについて、横浜市、神奈川県で教諭を務め、現在は戸塚区で不登校生の学習支援を行う「おっちー塾」の落合嘉弘さんは「対人を不得手とする子どもへの効果的なアプローチは難しいのが実情。市が工夫をしながら対策を取っているのは評価できる」とする。

 市担当者は「こうした事業により、先生たちの指導ツールを増やしていければ」と語る。

港北区版のトップニュース最新6

障スポ大会で全国3位

フットサルFC ポルト

障スポ大会で全国3位

新横浜を中心に活動

4月25日

都市型SC「そよら」オープン

高田西

都市型SC「そよら」オープン

あす4月26日 セレモニーも

4月25日

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

次世代太陽電池で連携

マクニカ

次世代太陽電池で連携

実用化に向け 県・開発者と

4月11日

「受け入れ拒否」経験44%

盲導犬使用者

「受け入れ拒否」経験44%

協会、23年対象に調査

4月11日

PCジャングル本店だからできる

中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート

https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook