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クラシックを中心に身近で生演奏を楽しめる「大倉山ジョイフルコンサート」が、開演10周年を迎えた。気軽に地域に上質な音楽を届けようと、地域住民有志により年6回の公演を行ってきた。地域とのつながりによって続いてきたその歩みを追った。
奇数月の第3日曜日に開催される「大倉山ジョイフルコンサート」。1984年から大倉山記念館で行われていた「水曜コンサート」が11年で終了したのを機に、当時の運営ボランティアらで、「大倉山の芸術の灯を守ろう」と実行委員会が組織されたのが始まりだ。
若手音楽家を応援
コンサートの特徴は、トップを目指す若手演奏家が出演すること。代表の吉田良博さん=中面・人物風土記で紹介=は、「次世代のアーティストを応援しながら、地域住民に上質な音楽を届けたい」と話す。コンクールの実績などに限らず、実際に演奏を聴き、出演を直談判するという。「通称は、突撃隊。出演後に、テレビに出たり大きな賞を受賞したりしたときは、より嬉しく思うね」と微笑む。
ステージの準備や集客、当日の運営までは、16人のボランティア委員が担当。気軽に参加できるようにチケットは低価格だが、「プロとしての仕事になるように」とその収益は、出演料として演奏家に還元している。
「地域住民のボランティア主体で、ここまでやるのは珍しいこと」と話すのは、初回から舞台照明などに協力する(有)ベル音楽事務所(都筑区)の牧千恵子代表。「地域で気軽に楽しめるコンサートは貴重なので、ぜひ協力したいと。何よりもメンバーの熱量が、10年続けられた理由」と笑顔を見せる。
地元商店街も支え
コンサートの開催には、もう一つ大きな支えがある。それが、活動に協賛してくれる地元商店街の存在だ。地元の大倉山を中心に、飲食店やクリニックなど、現在は21の企業・団体がサポートする。協賛店の一つ「カフェ リュバン」の店主・川原浩太郎さんは、「地元の人以外も大倉山に足を運んでくれるイベントとして、もっと大きくなってほしい」と思いを口にする。
次世代の育成にも尽力しており、ボランティアスタッフも募っている(【携帯電話】080・8424・5108)。「高齢のメンバーも多い。自分たちの次の代でも、地域の芸術の拠点として、若手演奏家の飛躍の場として、長く続けていきたい」と、吉田さんは未来への思いを口にした。
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