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港北区 人物風土記

公開日:2023.06.15

年齢や障害を問わず踊る「Dance@しんよこ」の取りまとめ役を務める
鈴木 由紀子さん
新横浜在住 60歳

自由に踊る子どもを見守る

 ○…「障害も年齢も違うからこそ、ダンスを通して成長していく子どもたちを見るのが楽しい」と目を細めた。障害者スポーツ文化センター横浜ラポールや、日産スタジアムなどを拠点とするダンスチーム「Dance@しんよこ」の保護者代表として、チームの取りまとめ役をしている。6月17日には、同団体から約10人がチームを組み、横浜ラポールで開催する障害があるダンサーのコンテストに初参加する。

 ○…2つのチームから講師を招いている共通チーム。昨年から始動し、メンバーは多くて約30人。取りまとめ役として、ダンス講師との日程調整や会場予約、メンバーやイベント先などへの連絡などをする。対象となる相手は80人くらいのため、メールやグループラインなど適した連絡ツールを試行錯誤し、公式ラインに辿り着いた。「大変なこともあったけど、苦ではない」と清々しい表情で語る。

 ○…結婚を機に新横浜へ。ダウン症と自閉症のある22歳の息子がいる。ラポールやリハビリテーションセンター等の施設がある地域への転居は偶然だというが、「子どもが、良いと思う環境を選んだのでは」と嬉しそうに。息子がきっかけで、障害について熱心に取り組むようになり、障害のある子とその親によるコンサート等を行う活動団体「ラビッツ」の代表も務めている。

 ○…「ダウン症の人は筋力が弱いと言われているけど、息子はダンスの影響で腹筋が割れているの」と笑う。振付などを正確に踊るのは苦手とするが、音楽に合わせて自由に踊る姿が楽しそうだという。コンテストでは「個性豊かなメンバーがそれぞれ楽しく、レッスンしてきた中で一番良いパフォーマンスを披露してくれたら」と期待を込めた。

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