港北区 意見広告
公開日:2023.09.28
「2050年カーボンニュートラル」実現に向けて 市政報告
「メタネーション」で脱炭素へ
横浜市会議員 望月やすひろ
「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、脱炭素化の動きが加速しています。その動きの一つ、現在の都市ガスの原料である天然ガスを、合成メタンに置き換えることで、ガスの脱炭素化を目指す取り組みがあります。
二酸化炭素(CO2)と水素(H2)から合成メタンを作る技術を「メタネーション」と呼びます。ごみ焼却場でごみの燃焼によって排出されるCO2を利用して合成メタンを作ることで、燃焼時に排出されたCO2は相殺され、大気中のCO2量は増加しません。つまり、CO2排出は実質ゼロになるわけです。
9月20日、この「メタネーション」の取り組みを進める鶴見区末広町にある横浜市資源循環局鶴見工場を視察しました。横浜市・東京ガス・三菱重工グループによる地域連携で実証実験を行なっています。鶴見工場のごみ焼却場から出るCO2を三菱重工グループが開発した装置で分離。近くの東京ガスの設備まで運び「メタネーション」を行うというもの。一日で約260世帯のガス使用量に相当するメタンを生成します。地域と企業が連携して「メタネーション」に取り組む試みは国内で初めてということです。
鶴見工場と東京ガス横浜テクノステーションの所在する末広町は、横浜臨海部における脱炭素化モデル地区。「メタネーション」や水素の地産地消モデルの構築など様々な先進的な脱炭素の取り組みを行なっています。
望月やすひろ
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横浜市中区本町6-50-10(市会控室)
TEL:045-671-3023
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