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公開日:2023.09.28
横浜市中学校給食
試食会で認知広げる
連合町内会長らが舌鼓
港北区役所で9月22日、中学校給食試食会が開かれた。区内13地区の連合町内会長と漆原順一区長、区の職員らが集まり、実際に提供されているデリバリー型給食を試食した。2026年度の「全員給食」導入に向け、体制の整備や検討を進める横浜市。区では今後も、試食会による認知拡大を続けていく。
「おいしい」の声あがる
2021年4月から開始した、選択制のデリバリー型中学校給食。民間の給食工場で作られたおかずやご飯がランチボックスに詰められ、学校に配達される。1食330円。バラエティに富んだメニューで、あたたかい状態で提供されるご飯と汁物がつく。生徒考案の献立や地元食材も取り入れられ、食育にもつなげられている。
中学校給食の実態を知ってもらおうと開催された、今回の試食会。同日、中学校にデリバリーされたものと同じメニューが用意され、ランチボックスにはペンネミートソースや野菜スープ、黄桃コンポートなど、色彩豊かな料理が詰められていた。参加者からは「おいしい」「ボリュームも十分」と好評。一食の安さには「えぇ〜!」と驚きの声があがっていた。港北区連合町内会の関治美会長(新吉田あすなろ連合町内会長)は、「栄養バランスが良く、健康的な味付け。家庭での食事の不足分を補えて、安心」と感想を述べた。城郷地区連合町内会の牧義一会長は、「みんなが同じように食べられるのはありがたいこと。理想のかたち」と話していた。
まずは認知を
家庭弁当や外部業者の弁当との選択制をとっている中学校給食。23年4月の喫食率は38・6%と、利用者は年々増加している。市は2026年度から、「全員給食」の開始を予定。市内全中学校の昼食を、中学校給食に原則統一する方針だ。食物アレルギーや量の調整への対応も、検討を進めている。全員給食の実現に向けて「まずは認知を広げようと動いている」と話す、福祉保健センターこども家庭支援課の宮澤ゆう子学校連携・こども担当課長。「聞くだけでなく、実際に食べることでより理解が深まる。みなさんの感想をこれからの取組につなげていければ」と、今後を見据えた。
現在、横浜市中学校給食は公式サイト(https://kyushoku.city.yokohama.lg.jp/)か公式アプリから注文できる。利用には利用者登録(無料)が必要。詳細は公式サイトへ。
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