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港北区 社会

公開日:2023.11.23

「きらりと光る」技術が受賞
新横浜の電気機器製造会社

  • 黒岩祐治神奈川県知事と楊社長(右)

 首都圏の優れた企業・団体などの技術を表彰する「九都県市のきらりと光る産業技術」の受賞企業が先ごろ発表され、横浜市からは新横浜に本社を置くMywayプラス株式会社(楊(ヤン)清志代表取締役社長・従業員数約130人)が選ばれた。EV化が進む自動車製造等の試験装置として使用される「モジュール型大容量回生型直流電源装置『pCUBEシリーズx50』」の製品化が評価された。

 同製品はバッテリーや燃料電池、モーター、インバーター等を評価・試験するための試験装置。バッテリー充放電評価試験では、実際のEVに評価対象の電池を搭載して走らせなくても、同装置が自動車の加速・充電などを再現することができ、容量や寿命、安全性などを測ることができる。開発には、横浜市の令和4年中小企業新製品開発促進助成金780万円を使用した。

 今年、創業30周年を迎えた同社は、インバーター技術、モーター制御技術をベースとした、 パワーエレクトロニクス用評価試験装置や回生型電源・電子負荷装置を製造・販売する企業。楊社長は受賞について「評価される製品を作れたということは嬉しい。今後もよりよい製品を作り、ラインナップを増やして市場を拡大していきたい」と話した。また、2022年に本社建物を取得した際には、市の企業立地等支援措置に基づく助成金、総額1億3340万円を支援されており、同社は「適正な利益を出し、納税することで地域社会へ還元できるよう精進する」としている。

 同賞は、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市の9都県市がそれぞれ1社ずつ推薦した企業に贈られるもの。2010年から始まり、今年で14回目となった。

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