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公開日:2024.01.11

新綱島駅に機械式駐輪場
市初採用のシステム稼働

  • 自動で出てくる自転車を待つ利用者

 再開発ビルの完成や周辺道路の整備など、まちづくりが進む新綱島駅周辺。同駅北口に隣接する地下機械式駐輪場が完成し、1月4日に利用を開始した。地上空間を有効に活用できる地下機械式駐輪場の導入は市で初。

 横浜市が初めて導入した地下機械式駐輪場は、自転車を地下に収容することで、駅前の限られた地上空間を有効に活用できるメリットがある。地上部の出入庫ブースに自転車を置くだけで、自動で収容される。今回、新綱島駅北口の隣に2基整備され、総収容台数は約500台。

 周辺地域の整備に伴い、綱島駅東口の駐輪場が前日3日に閉鎖。それにより同駐輪場の利用者が新たな駐輪場に移転し、4日現在では286人が登録している。新しい駐輪場は1カ月と3カ月の定期利用のみ。従来の利用者の移転が済んだのちに、速やかに新規募集を行うという。当面はスタッフが側に立ち、使用の際にサポートする。

 綱島駅東口周辺開発事務所の中村俊輔所長によると「導入・完成に至るまで、機械メンテナンスや運営体制がどうなるか、他都市の先行事例を視察・ヒアリングし、試行錯誤を重ねた。施工費やメンテナンス費がかかるが、その分常駐スタッフの人件費削減などのメリットもある」という。今後、トラブル時の対応を確立し、大きな問題が生じないことが明らかになれば、市内の他地区でも広く運用していくとしている。綱島西在住の会社員(28)は通勤のために登録。「自転車を入れる時はワンタッチ。出す時もカードをかざすだけで簡単で便利。ただ、家や(利用する)綱島駅から遠くなり不便も感じる」と感想を述べた。

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