師岡熊野神社(師岡町)に伝わる「い・の・ち」の池の一つ、「い」の池の環境保全活動を行う、いの池愛護会(上田三夫会長)では、11月16日、地域住民らと同池の清掃作業を行った。
同池では年2回、春と秋に池の水を汲みだし、底の泥をさらい、水質改善などを行う「かいぼり」を行っているが、今年は1池の水を抜くような大掛かりな作業ができず、池の中や周辺の清掃活動を行うことになった。
参加した児童らは、用意された胴長を着用し、池の中へ。最初は泥に足が沈む感覚に悲鳴を上げていたが、その状況に慣れると一生懸命、池の中のごみや木を拾い集めていた。清掃後は周辺に落ちているドングリを拾い、小さなポットに土や落ち葉とともに入れ、各自持ち帰った。家で水やりをして、春に芽が出たら土に植え、山に返すという。
同会設立に携わり、前会長を務めた同神社総代会長の鈴木聡さんは「土や落ち葉を裏山に返すことで、山の保水力が上がり、良い湧き水が出る循環を生む。地域の皆で自然を守る大事な作業」と話す。児童らに池の中の生態系などを教える紙芝居を行った同会の吉野議章さんは「子どもたちの良い思い出になり、自分たちで地域を守っていこうという気持ちにつながれば」と感想を述べた。
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