神奈川県県民功労者表彰の受賞者がこのほど発表され、港北安全運転管理者会の会長を務める安齊博仁さん(66・箕輪町)=中面・人物風土記で紹介=が受賞した。同賞は県の最高表彰のひとつで、公共の福祉に貢献した人に贈られる。78回目を迎えた今年は40人、1団体が受賞した。
箕輪町で60年以上続くガソリンスタンド(株式会社安齊商店)を経営する安齊さんは、港北安全運転管理者会の会長となり9年。長年にわたり自動車の安全運転管理体制の充実強化に貢献し、地域における交通事故防止活動に尽くした功績が讃えられ、県民功労者として表彰された。「私なんかより、もっと適した人がたくさんいると思うが」と謙遜しつつ、「役割をきちんとやっていたら、結果とした頂けたもの」と笑顔で語る。
同会は、所属する事業所の交通安全意識を高め、事故防止を図ることで地域の交通安全秩序の確立に寄与することが目的。研修会や講習会などの実施や各季の交通安全運動の実施、会員事業所への啓発広報や指導などが主な活動内容となっている。
17日には神奈川県庁で表彰式が行われ、黒岩祐治神奈川県知事から表彰状を授与された。
区内では先月、自転車と軽自動車による死亡事故が発生。昨年比で減ってはいるものの、5月以降、事故発生は増加傾向にあるという。安齊さんは「事故は起こされた方はもちろん、起こす方にも悲劇。今後も講習会などを通じて注意喚起し、事故のない社会を目指す」と力を込めて話す。
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