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港北区 人物風土記

公開日:2025.08.28

八杉神社宵宮祭で学生が披露する物語の脚本等を手掛けた
藤貫 尚顕(なおあき)さん
篠原東在住 46歳

エンタメでつながる

 ○…「エンタメでつなごう!」が理念のクリエイター集団「TOYBOX」。昨年、横浜芸術高等専修学校とコラボし、八杉神社奉納演芸祭で学生らが演じた劇の脚本やプロジェクションマッピングの演出を手掛けた。「世代を超えて一緒に作る楽しさを実感した」。今年は前夜祭の「宵宮祭」で演劇やダンスが行われる。脚本・演出のほか、宵宮祭全体の企画・運営も。プレッシャーを感じながらも、「お祭りを通して世代を超えた交流をプロデュースしたい」と目を輝かせる。

 ○…新卒での就職先は証券会社。約60人いた同期は半年で半分が辞め、1年以上続けたのは4人だったという。「病んでいる人をどうにかしたい」という思いが芽生え、「感動する機会があれば病むことを減らせるのでは」と考えるようになり、会社を設立。また、「SNSなどでつながっていても、『心の充足』という意味ではつながっていないこともある」と話す。祭りや学校行事などにエンタメ要素を入れ、出会いの機会の量や質を高めようと活動を続けている。

 ○…篠原小、篠原中出身。大学進学で東京へ。40歳になってから地元に戻ってきた。同小の富士門やグリーンコーポは、友人と語り合った場所でもあり、甘酸っぱい気持ちがよみがえる場所でもある。昨年の同校とコラボした劇には恋愛要素が含まれており、「青春をなぞっているようだった」と照れ笑い。

 ○…宵宮祭で演じられる「八杉神社物語」。脚本担当として、「専門知識がない人でも楽しめるように」と関連本を読みこんだ。「参加者や来場者を楽しませながら、自分たちも楽しみたい」。また、「地域から、エンタメのことを相談してもらえるような存在になりたい」と展望を語った。

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