横尾要杯やジュニアマスターズで優勝都筑スポーツ賞も2年連続で受賞した 森山 友貴さん 荏田南在住 9歳
父と夢追う小学生ゴルファー
○…父親に抱きついてじゃれる姿はかわいらしい子どもそのもの。しかし、コースに立てば美しいスイングをみせるスーパー9歳児。昨年は、日本全国のジュニアゴルファーがトップを競う「横尾要杯」や、タイガー・ウッズも優勝経験のある世界の舞台「ジュニアマスターズ(サンディエゴ開催)」でもパープレイで優勝。華々しい戦績。都筑スポーツ賞の授賞式が行われた区の賀詞交換会では、「街のおじさんたちがたくさん声をかけてくれて嬉しかった」と人懐こい笑顔を見せた。
○…ゴルフを始めたのは、ウッズと同じ3歳。最初はゴルフ好きの父に連れられ、遊びながらスイングを覚えた。5歳の夏、横尾要杯に出場し、130というスコアで惨敗に終わった日から情熱に火がついた。「僕もうまくなりたい。勝ちたい」。小さな胸に闘志を燃やした。それからはレッスンプロにつき、毎日本格的に練習。冬季の同杯では13オーバー(パー54)で4位、翌年夏は4オーバー(同)で優勝。小学1年の時には”プロゴルファー”という明確な目標をもった。「世界で活躍する選手になりたい」と目を輝かせる。
○…リビングの食卓には、透明なシートの下に、「イチロー」と「石川遼君」がそれぞれ小学6年の時に書いた”将来の夢”の作文が挟まれている。2人の”ヒーロー”は、夢を追う姿の手本。「目標は、中学3年で三井住友VISA太平洋マスターズで優勝してプロデビューすること。キャディはお父さんだよ」と満面の笑み。大好きなお父さんと二人三脚で夢を追うからこそ、ひたむきに打ち込める。
○…将来やりたいことは他にもあるのだという。それは、スキーのレスキュー隊。冬は雪山に行くのが楽しみだ。「ゴルフだけでなく、いろんなことに興味をもって子どもらしく遊んでほしい」とは父の願い。でも、「一番好きなのはゴルフ」ときっぱり。この情熱があれば、父と共に夢を叶える日は遠くないだろう。
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