荏田東町秋山木工 技能五輪で全員が入賞 7年振り、金メダル獲得者も
国内の若い職人が集い、その技術を競う「第51回技能五輪全国大会」が11月22日から25日まで、幕張メッセ(千葉県)をメーン会場に行われ、都筑区の家具製作会社(有)秋山木工(秋山利輝代表・荏田東町4394)の出場者5人全員が家具競技で入賞を果たした。
同大会は全国から集う青年の職人が競うことで、全体の技術向上を図るもの。23歳以下の職人が参加対象になり、競技種目は40種におよぶ。家具競技では与えられた製図をもとに、約12時間かけてそれぞれが課題作品を完成させ、その出来栄えを競った。同社は出場した5人全員が入賞。最優秀である金メダルを杉幸治さん(22)、銀メダルを清水歓太さん(21)、銅メダルを伊藤奨さん(21)、敢闘賞を西山悠平さん(22)、平堀拓磨さん(20)の2人がそれぞれ受賞した。同社の金メダル獲得は7年振りで、全員の入賞は初だった。杉さんは「練習を重ねた甲斐があった。これからの自信につながります」と笑顔で話した。
同社は「現代の丁稚制度」と呼ばれる独自の研修制度を行っている。これは技術よりも人間性の成長に重点を置き、8年間で一人の職人として独立できるように技術を磨くものだ。その取組は各メディアにも取り上げられ、注目を集めてきた。秋山代表は「技術は修行を積めば自然と身に付く。全員が愚直に努力してきた結果です」と全員の入賞を喜んだ。
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