幼稚園協会都筑支部長に就任した 柏木 照正さん 都筑ヶ丘幼稚園園長
都筑を誇れる「故郷」に
○…未来ある子どもたちにとって、初めての教育の場となる幼稚園。都筑区内にある15の幼稚園をとりまとめる幼稚園協会都筑支部長に4月1日付で就任した。都筑区は市内で最も若い街の一つ。「これから成長していく子どもたちの大切な『故郷』にしてほしい」。協会全体で都筑区を盛り上げ、区内での子育て環境の充実を目指していく。
○…幼稚園はほとんどの園児たちにとって、家族以外の人に触れる「小さな社会」でもある。最長で半日近く子どもを預かるからこそ、教諭が親代わりとなって集団生活の大切さを教えている。「子どもは先生の背中を見て育つ。やっぱり最初が肝心」。良いこと、悪いことの分別がつくのもこの時期。自身も都筑ヶ丘幼稚園(川和町)の園長として『三つ子の魂』の精神を子どもたちの目線に合わせて伝える。
○…大和市を中心に学校を運営する学校法人柏木学園の家系に生まれた。自宅が教育の場だったこともあり、世代に関わらず活発に遊ぶ少年時代を過ごした。教師である父の背中を見て育ち、将来は教師を志すように。大学生時代から父の仕事を手伝うようになり、その後は高等専修学校の担任などを経て、若くして都筑ヶ丘幼稚園の園長に。初めはわからないことも多かったが、教諭たちと協力し、幼稚園を盛り上げてきた。「昔からにぎやかな場所が好きだったから。苦に感じたことはないよ」。卒園児と街中で出会うことも多く、そのたびに時の移ろいと子どもの可能性をしみじみ感じている。
○…家に帰れば2児の父親。触れ合う時間は減ってきたが、その中でも日々の何気ない会話など、毎日のコミュニケーションは欠かさないようにしている。自身も一人の父親として、かつて我が子を幼稚園に通わせた。父親、園長、そして支部長の役職。さまざまな角度で幼稚園のあり方を考え、成長する子どもたちに愛情を注いでいく。
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