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「無痛分娩」(3) 愛育病院 院長 井澤秀明
分娩はいつ何が起こるか分からない危険を孕んでいるものです。子宮が強力な収縮力(陣痛)で赤ちゃんを押し出すのですから、赤ちゃんにとっても陣痛が耐え難い時もあります。赤ちゃんの心拍数が下がり、緊急帝王切開を行わなければならない場合もあります。妊娠初期の流産や中後期の早産、胎内死亡などの危険を無事に通り越してやっと分娩にたどり着いたのに、陣痛によって赤ちゃんの具合が悪くなっているのに気付いてあげられなければ困ります。そこで赤ちゃんの心拍と陣痛の状態を見る分娩監視装置を使用します。当院の無痛分娩では、あらかじめ分娩する日を決める「計画分娩」を主として行っています。医師、助産師、看護師の多い日中に分娩を終了する方法をとっており、常に複数のスタッフが分娩監視装置のチャートを確認することで母子の状態を見守っています。もちろん夜間や休日に陣痛が始まっても24時間、無痛分娩は安心してお受け頂けます。
(4回連続掲載)
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