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Q.約8割が歯周病って、本当のことですか…?
A.質問に対しての答えですが、厚生労働省が発表している「日本人の歯周疾患の実態調査」から見ると「国民の8割が歯周病」ということになってしまいます。
ただ、チェックした歯のすべてが「歯肉に炎症が見られない(健全な状態)」以外の割合が8割というデータですので、少しでも歯石が付いている歯周病も含まれている数値になっています。中でも、特に注意が必要なのは40代以降から60代手前の世代です。
この年代は歯磨きの習慣がしっかりありますので、目に見える虫歯の予防はできています。しかし、サイレントディシーズ(静かなる病気)と呼ばれる歯周病は痛みなど自覚症状がないため、気づかない内に進行しているのが調査の数値にも表れています。
歯周病は大きく、歯茎の炎症「歯肉炎」と排膿や土台の骨が溶け出すなどの「歯周炎」に分類されます。寝起きで口腔内がネバネバする、口臭が気になる、歯磨きで出血するなどの場合には注意が必要です。
話しにくいことですが、台所のシンクやお風呂場の排水溝を掃除せずに長年放置してしまうと、ヌルッとネバネバしてくると思います。口の中も同じで、歯周病が進行してしまうのは掃除の行き届かない、磨き残しの蓄積が大きな要因になります。また、若年層(5歳〜24歳)の歯肉炎も増加傾向にありますので、ご家族で健康な口腔内環境を保っていきましょう。まずはかかりつけ医に相談し、歯周病の有無を確認しましょう。丁寧なブラッシングができるようになれば、3カ月に1回の定期検診で「健口生活」の仲間入りです。
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