都筑区老人クラブ連合会の会長を務める 桑原 正盈(まさみつ)さん 川和町在住 77歳
みんなの笑顔が元気の源
○…会に入会し16年。今年4月から区内61クラブ、4087人の会員を取りまとめるリーダーになった。「仲間づくり 健康づくり 生きがいづくり」をモットーに、グラウンドゴルフやペタンク、芸能福祉大会を開き、会員同士の絆を深めている。「みんなの笑顔が元気の源」と豪快に笑う。
○…鶴見区生まれ。幼い頃は寡黙な性格で「人前に立つなんて考えられなかった」と振り返る。学生時代は学校新聞作りに熱中。高3の時には新聞部部長として、割り付けから原稿作成、校閲まで一貫して行い、紙や印刷代を賄うために鶴見駅前商店街のパン屋や菓子店などから広告をもらい下支えしてもらった。「足がパンパンになるまで営業した。大変だったけど、みんなを楽しませたいという情熱があった」。充実した学生生活を送った。
○…高校卒業後、自動車部品メーカーに就職。営業や工務などさまざまな部署で働き、定年の60歳まで勤め上げた。同僚だった妻とは、共通の趣味である絵を通して交流を深め「猛アタック」の末、30歳で結婚。3人の子宝にも恵まれた。45年前に都筑区へ移住。「頼まれたら断れない性分でね」と頭をかき、区老連会長のほか、川和中学校PTA会長や都筑ヶ丘住宅自治会会長、都筑区公園愛護会会長など、現在まで地域活動に汗を流し続ける。「子どもから高齢者まで、ここがふるさとだと感じてもらいたい」との思いが活動の原動力だ。
○…山登り歴は26年で「日本百名山のうち62カ所は登った」と満足気。また釣りやゴルフなど、アクティブな趣味を持つが「プレー中、ついつい会員の顔を思い浮かべてしまう」と常に会のことで頭がいっぱい。「みんなを飽きさせないよう新しいイベントを考えないと」。今後もより良いまちづくりのため邁進していく。
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