学校法人ミスパリ学園(下村朱美理事長)は、牛久保のオンワード跡地に2023年4月の『ビューティー&ウェルネス専門職大学(仮称・設置構想中)』の開学をめざし、準備を進めている。8日、同学で国際医療福祉大学病院の一石英一郎教授を講師に招いた勉強会が行われ、参加者らが開学に向けて美容に関する学びを深めた。
専門職大学とは、2019年から始まった大学制度。特定のプロフェッショナルになるために必要な知識や理論、実践的なスキルを身に付けることを目的としている。同学園は、日本初の美の専門職大学として、人びとの人生に豊かさや幸福をもたらす美と健康のプロフェッショナルの育成を目指している。
当初は2021年4月の開学を目指していたが、これまで学問として美容分野がなかったことから文部科学省の設置認可申請が難航し、設置認可申請を一旦取り下げていた。
昨秋から美容に関する科学的な知見を立証し、ビューティとウェルネスが生活の向上にどう関連するかを総合的、学際的に研究し、美容を学問として論理的に裏付けるために『ビューティー&ウェルネス研究所』を設立。大学教授や専門家を講師に招き、これまでに8回講演を重ねてきた。現在は、10月の再申請に向け研究成果をまとめている。
また、高校2年生を対象にオープンキャンパスや説明会などを開催。これまにで5回開催し、それぞれ10人ほどが参加した。学生からは「専門学校でしか学べない分野だったので興味がある」など期待が寄せられているという。
専門職大学設置準備室学務部の齋藤勝課長は、「オンラインも含めると北海道から沖縄まで広く興味を持ってもらっている」として、「再来年の春の開学に向けて準備を加速させるのはもちろんのこと、地元の人に愛されるような場所にしていきたい」と話す。
都筑区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|