レストラン、宿泊用客室、研修室完備
心休まる憩いの空間
葛が谷・横浜あゆみ荘

　都筑ふれあいの丘駅すぐの障害者研修保養センター「横浜あゆみ荘」。レストランや研修室、体育館、宿泊用客室などが完備されているこの施設、実は障害の有無に関わらず、誰でも気兼ねなく利用できる場所だということをご存知だろうか。

　障害のある人やその家族が安心して宿泊や休養ができる施設として１９８４年に開所した「横浜あゆみ荘」。運営は横浜市社会福祉協議会。同様の公営施設は全国で４カ所しか存在しないため、障害者団体の親睦会や個別支援学校の修学旅行などで県外からの利用も多いという。

「誰でも使える」

　全館バリアフリーで、宿泊用客室のほか研修室や体育館なども完備している同施設。実は障害の有無に関わらず、地域に暮らす誰もがその全ての設備を利用できる。

　休日ともなれば、隣接する都筑地区センターや都筑プールの利用者など幅広い世代が集まる地域の憩いの場だ。吉嵜智洋所長は「皆さんの心が休まる居場所として、より一層地域に開かれた施設を目指したい」と語る。

レストランあゆみ

　そんなあゆみ荘と地域をつなぐ「窓口」とも言えるのが館内にある「レストランあゆみ」。ランチタイムは多くの地域住民で賑わっている。

　その人気の秘密はメニューの豊富さと、シンプルで丁寧な飾らない美味しさ。ドリンク付きの日替わり定食は旬の食材を使った大満足のボリュームで人気ナンバーワン。定番の生姜焼き定食やカレーライスには横浜市のブランド豚「はまぽーく」を使用し、驚くほど柔らかくジューシーな味わいが楽しめる。

　その他、うどん、そば、ラーメン、ナポリタンなど和食から洋食まで人気メニューが勢ぞろい。どれも一口食べればどこか「ホッとする」安心の味。「これからも地域の食堂として、皆さんに愛されるように工夫を凝らしていきたい」と赤木義基料理長は語る。

　誰もが心休まる憩いの空間、横浜あゆみ荘。地区センターでのサークル帰りやプール後の休憩、友人とのランチなど、まずは気軽にレストランから利用してみるのもいいかもしれない。