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都筑区 社会

公開日:2022.08.25

横浜市
デートDV防止強化へ
予防教育や相談、啓発

 横浜市はこのほど、「デートDV防止モデル事業」を実施し、取組を強化する方針を打ち出した。8月から教職員や生徒向けの講座を開くほか、専門相談員を学校に派遣するプログラムにも乗り出した。

 「デートDV」とは交際相手から受ける暴力のこと。殴る、蹴るといった身体的な暴力以外にも大声で怒鳴る、勝手にメールをチェックする、デートのお金をいつも払わせる、避妊に協力しないといった行為も含まれる。近年、10代の交際では3組に1組の割合で起きているという調査結果もあり、社会問題化している。

 今回の事業では「予防教育」「相談」「広報・啓発」「被害・加害者プログラム」を総合的に推進する。

 教職員向けの研修を新規に実施し、生徒向けのワークショップも強化する。11月にはSNSによる若年層への広報・啓発を行い、来年3月にはSNS相談窓口を開設する。

 デートDVの背景には親からの虐待やDVなどの問題が隠れていることが多く、自傷行為や予期せぬ妊娠に発展することもあり、学校だけでは対応することが難しい。そのため、専門知識を持つ相談員を学校に派遣し、面談やカウンセリングを複数回実施する取組も行うとしている。

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