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都筑区 人物風土記

公開日:2022.09.15

ライフセービング世界選手権大会2022のユース代表に選ばれた
岸 瑛心(えいしん)さん
茅ケ崎東在住 18歳

嬉しい、もっと頑張る

 ○…「高1で始めて、まさか日本代表になれるとは思ってもいなかった」。9月26日からイタリアで開催されるライフセービング世界選手権大会のユース日本代表に選ばれた。日体大荏原高校ライフセービング部に所属し、副主将を務め、好成績を収めてきた。初めて掴んだ日本代表の座に「単純に嬉しいという気持ちともっと頑張ってやろうと気持ちがある」。

 ○…競技種目は水難での救助活動に要求される要素をベースに作られ、的確な判断力や対応できる肉体が要求される。自身が得意としているのが、砂浜でダッシュして旗を取り合うビーチ・フラッグスと、足にフィンを付けて泳ぐプール競技。今年の夏、江の島の片瀬西浜海岸で実際にライフガードとしてもデビューした。「競技とはまた違う難しさがある。競技でやってきたこれまでの努力とは別物。視野が広がった」

 ○…茅ケ崎東小学校、茅ケ崎中学校を卒業。中学では陸上部で短距離走に打ち込んできた。高校に進学しても陸上部に入るつもりだったが、見学会は雨で中止に。代わりにライフセービング部の見学会へ。「本当に軽い気持ちで行ってみたらすごく良くて。動画を見たら、夏の新島の海がきれいだし、楽しそうだし。人命救助のこともよく知らず、海の魅力に引き込まれた」と振り返る。

 ○…実家は地元で50年以上続く造園業「貝塚造園」。将来は「体育教師を目指すか、家の仕事を継ぐか迷っている」が、ライフセービングは生涯続けていくという。「自分はもともと人と話すのが苦手。それでもなぜかライフセービングになると自然と言葉が出てきて積極的になれる」。世界選手権での目標は「ビーチ・フラッグスで個人優勝、チームでは3位以内」と力を込めた。

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