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都筑区 人物風土記

公開日:2023.02.09

区内各地で星の観望会を開く都筑天文クラブの代表を務める
山本 良一さん
高山在住 67歳

星の魅力は無限大

 ○…区内の天文ファンからなる都筑天文クラブ。現在は20代から60代までの25人で観望会などを楽しんでいる。メンバー集めの一環で昨年末から駅前などで一般向けの無料観望会を開始。「都筑でもきれいに見える星は結構ある。もっと興味をもってくれる人が増えてくれたら」。必死に望遠鏡をのぞき込み、星を見つけて喜ぶ子どもたちの笑顔にいつも心を温められている。

 ○…東京都出身。平日は会社員、週末は長野県・入笠山にある山小屋のオーナーとして忙しい毎日を送る。小屋はもちろん、天体観測ドーム付き。夏は県内外から多くの学生が合宿で訪れる繁忙期のため、クラブ活動も難しくなるが、「継続することが大切」とメンバーたちと協力しながら月1度の観望会は定期開催していきたい考え。要望があれば、学校や町内会などへの無料出張も進めていくつもりだ。

 ○…星を愛する理由を問えば「物心ついたときから自然と。そこに星があるから、かな」と微笑む。山小屋の日頃の運営など、いつも支えてくれている大切な妻との出会いも実は「星」つながり。互いに別の天文クラブに所属していたが、イベントなどで次第によく顔を合わせるようになったのがきっかけだったとか。現在も二人で揃って様々な星のイベントに参加するのが大の楽しみだ。

 ○…穏やかな語り口が印象的だが、星に関する話題になると話が止まらない。昔から好きなことには一直線。星への愛はとどまる所を知らず、目下、茨城に宿泊棟付きのプライベート天文台をコツコツと建設中。既に観測ドームを設置し、あと1年ほどで完成予定だ。「ここにこもって好きなだけ天体写真を撮るのが待ち遠しい」ときらきらと瞳を輝かせた。

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