5月3日に開催するダンス・バレエのコンテスト「ODORIグランプリ」の企画・運営をする 河合 彩香さん 都筑区在住 39歳
原動力は輝く子どもたちの姿
○…5月3日に開催するバレエとダンスの大会「ODORIグランプリ」のコーディネーターとして企画・運営に携わる。昨年末に港北区でスタートした同大会をNPO法人都筑文化芸術協会のサポートを受け、自身が生まれ育った都筑区での開催にこぎつけた。今回は70個人・団体が参加予定。審査員は全て区内で活動するベテラン講師だ。「自分を育ててくれた地元をダンスでより盛り上げていけたら」
○…「参加すること自体が成長につながる大会がつくりたかった」と開催に至るまでの思いを語る。約20年間、ダンス講師として生徒を数々の大会に送り出してきた中で、入賞を逃して順位さえつかない子どもたちの打ちひしがれる姿を目の当たりにすることも。同大会ではパフォーマンス直後に審査員がその場でコメントを発表する。希望のあった個人やチームそれぞれに評価理由を記載したアドバイスシートを用意する徹底ぶりだ。
○…幼い頃からバレエを習い、大学3年生で自身のバレ工教室を開講。2008年に母が主宰するセンター南のダンススクール『シグネット』と統合し、現在は主に発表会や大会の企画・運営に携わっている。「どうしたら子どもたちを輝かせてあげれるか」。常日頃から一番大切にしているテーマは、自身を突き動かす原動力でもある。
○…飾らず、常に自然体。現在、娘1人と息子2人の子育て中。センター南駅前のすきっぷ広場で遊ぶ我が子たちの姿を眺めている時間が癒しのひと時だ。今年はスクール設立30周年の節目の年でもある。「子どもたちが挫折せず、継続して努力できるような気持ちを育てていけたら」。家族と同等に大切にしている自身の生徒たちへの愛が言葉の端々から伝わってくる。
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