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公開日:2024.01.04
佐々田区長インタビュー
「誰もが住みよい街に」
30周年契機に事業を推進
2024年の年頭にあたり、本紙では都筑区の佐々田賢一区長に恒例の新春インタビューを行った。都筑区の印象や昨年の取り組みを振り返りつつ、これからの区政運営についてや地域の在り方を聞いた。
──昨年4月に区長に就任しましたが、この9カ月間で感じた都筑区の印象・魅力は。
「着任してから、とにかくいろんな行事や活動に参加させていただき、関わっている方の生の声に触れることをモットーに活動してきました。その中で皆様が都筑区に強い愛着や誇りを持っていることを実感し、そうした方々に支えられていることを改めて認識できた9カ月でした」
──昨年は新型コロナウイルス感染症が5類になりました。
「行動制限が基本的になくなり、ターニングポイントになった年だと感じています。行事の中止・縮小が3年以上続きましたが昨年はほぼ復活。皆さまが楽しんでいる様子や大切な思い出になっている姿を見て、改めて地域行事を続けていくことの大切さを痛感しました。同時にこうした行事が、『顔の見える関係づくり』や『地域の一体感』を高めていくことに繋がっていることも、実際に参加することで実感しました。今後も現場重視の姿勢を続け、ますますの賑わいを作っていきたいと考えます」
──今年はいよいよ区制30周年です。
「様々な記念事業を通して都筑区の魅力や、地域団体の活動など、区の魅力を再発見できるような機会にしていきたいです。特に、子どもたちが、都筑区の伝統行事や伝統芸能に触れる事業を展開し、故郷・都筑への愛着を醸成するきっかけづくりができればと思います」
「活力の源は子ども」
──子育て施策は区政運営の柱の一つですね。
「都筑区は平均年齢が市内18区で一番若く、子どもが多い区です。昨年実施した区民意識調査では『子育てしやすい』という声が多くある一方で、新住民も多いため『隣近所を知らない』『頼れる人がいない』という声もありました。身近な場所で子育ての相談に対応できる窓口や一時預かりなどの育児サービス、ホッとできる居場所など、どんな方にとっても安心して子育てができる環境と対策をさらに進めていく必要があります。妊娠期から学齢期まで切れ目のない支援を行い、さらなる『子育てしやすいまち』を目指していきたいです。若い区と言われる都筑区でも、少子高齢化は進んできています。街の活力の源は、何といっても子どもたち。例えばベビーカーで移動しやすい街は、車いすの方にとっても移動しやすい。子どもにとって優しい街は、結果、だれにとっても住みやすい街になると考えます」
──目指している街づくりは。
自然環境と利便性が高い水準で両立するような街を目指しています。2027年の園芸博の趣旨とも重なりますが、身近な所で豊かな自然に触れることができ、暮らしやすさに生かしていくことができる街、それと同時に充実した商業・文化施設などが整い、都筑区で暮らす方や活動されている方、団体・企業の多様な方が、それぞれの分野で存分にチャレンジできる街にしていきたいですね。そのために皆さまの声をしっかりとお聞きし、寄り添った施策を進めていきます。
──最後にメッセージをお願いいたします。
「いよいよ今年は区制30周年です。この契機を生かして、区民の皆様がずっと住み続けたいと思えるような事業を地域や団体、企業の皆さまと着実に進めて、つながりや活力を実感できるような年にしていきたいです。本年が皆さまにとって素晴らしい年になりますことを、心からお祈り申し上げます」
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