7月26日に開催された「てつなぎまつり」を主催した 野々垣 睦美さん 仲町台在勤 49歳
皆の日常をハッピーに
○…区障害者事業所ネットワーク「てつなぎつづき」の会長として、てつなぎまつりの準備を入念に行ってきた。まつり終了後、スタッフ一同に「来年もまたやりたい人!」と問いかけると、全員がまっすぐ手を上げた。「障害者と健常者が垣根なく交流していた。大変なこともあったが、やって良かった」と満面の笑みを見せた。
○…藤沢市の生まれ。マーチングバンドの演奏を見てトランペットを始めるなど、何でも挑戦する好奇心旺盛な少女だった。中学生の頃、指をケガした友人に、作業療法士が治療用の装具を作っているのを見て憧れを抱いた。猛勉強の末、国立療養所箱根病院の付属学校に入学。卒業後は県総合リハビリテーションセンターに8年間勤めた。やりがいを持って勤務する中「退院後、勤め先がなく路頭に迷う患者さんが多かった」と当時の悩みを打ち明けた。
○…2004年に高次脳機能障害のある人の自立支援や、理解者を増やすための啓発活動を行うクラブハウス「すてっぷなな」を創設した。同ハウスと歩みを共にし、今年で20周年を迎える。「20年で地域とのつながりが増え、心の拠り所ができた」と話す。これからも仲町台を拠点に、多くの課題に対し「何ができるか」を自問自答していく。
○…趣味は野球観戦。横浜DeNAベイスターズのファンで、てつなぎまつりの日も「この後、観に行きますよ」と目を輝かせる。好きな選手は、「どんな打球でも守ってくれる」桑原将志選手。日々の疲れを癒してくれる存在は、自宅で帰りを待ってくれる4匹の猫。「家出以外であれば、何をされても許してしまう」とうっとり。「猫たちにご飯を食べさせるためにこれからも頑張ります」
|
|
<PR>