都筑区 スポーツ
公開日:2026.05.21
サッカーW杯 小川航基選手が初選出 大けが乗り越え、夢叶える
6月に開幕するサッカーW杯北中米大会に出場する日本代表26人が5月15日に発表され、都筑区出身の小川航基選手(28)が初選出された。
南山田生まれの小川選手は、南山田小学校、中川中学校の出身。父と兄の影響で幼稚園の頃から地元の横浜港北SCでサッカーを始めた。中学生では大豆戸FC=港北区=に所属した。当時から毎朝5時に起き、自宅近くの神社の階段をダッシュし続けてきたという努力家で、高校は強豪の桐光学園に進学。1年生と3年生の時に全国高校サッカー選手権に出場。3年時は主将としてピッチに立った。
2016年にJリーグのジュビロ磐田に入団。17年にはU20のW杯メンバーに選ばれ、本大会に出場したが、大会の試合で左ひざの前十字じん帯断裂および半月板損傷の大けがを負った。
Jリーグでは水戸ホーリーホックへ移籍、磐田への復帰を経て、横浜FCへ。23年からオランダのNECナイメヘンへ移籍。活躍の舞台を海外へ移した。今回のW杯は2次予選から日本代表に召集され、ゴールも挙げており、歴史的勝利を挙げた昨年のブラジル戦、今年のイングランド戦にも出場している。
ユニはみ出す体躯キックオフ直接も
小川選手がサッカーを始めた地元、横浜港北SC代表の石川勝士さん(62)によると、現在身長186cmの小川選手は、当時から同学年の児童らに比べ、「縦(身長)にも横(体重)にも大き」く、試合の時のみ貸与していたユニフォームが皆、同じサイズだったため、コートの外から両手でボールを投げ入れる「スローイン」の際には、「ユニフォームが小さく、お腹が出てしまっていた」と懐かしそうに笑った。また同学年同士の試合では、「相手チームから『上の学年の子が出ている』とクレームをいわれた」こともあったという。小川選手はチームのバランスなども考慮し、ディフェンダーとして試合に出場することも多かったが、「キックオフから直接ゴールを何度も決めていた」などの逸話が残っている。
一方で、17年の大けがに見舞われた試合、石川さんはテレビ観戦していたそうで、「活躍していただけに悔しかったと思う」と教え子をおもんぱかった。苦節を経ての初選出となったW杯では「試合に出て、得点を決められるといいですね」とエールを送った。
W杯はアメリカ、メキシコ、カナダの3カ国共催で6月11日(木)に開幕。日本代表はいずれも日本時間の15日(月)にオランダ、21日(日)にチュニジア、26日(金)にスウェーデンと対戦する。決勝戦は7月19日(日)。
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