都筑区 社会
公開日:2025.07.10
シベリア抑留、語り継ぐ
7月11〜13日、映画上映など
緑区のみどりアートパークで7月11日(金)から13日(日)、「シベリア抑留」の記憶を語り継ぐイベントが開催される。主催は「ひと・まち」長津田倶楽部。
シベリア抑留とは、第二次世界大戦後、武装解除され投降した約60万の日本軍捕虜や民間人が労働力として当時のソ連に連行されたもので、酷寒で劣悪な環境の強制収容所で約6万人の死者を出した。イベントでは、当時を知る人の記憶を後世に語り継ごうと、作品展示や映画上映、講演会などが行われる。
作品展示は地下ギャラリーで。シベリア抑留の体験者が当時の様子を描いた絵画作品を多数展示する。午前10時30分から午後6時。入場無料。
映画上映はホールで12日(土)の午後1時から。上映作は第二次世界大戦後、いわれのない罪で逮捕された日本人の実話を基に描いた『阿彦哲郎の物語 戦争の囚われ人』。上映後は同映画の佐藤伸寿監督と3年間のシベリア抑留を体験した西倉勝さんの講話も行われる。午後6時終了予定。チケット代1000円、中学生以下無料。定員300人。
講演会は11日と13日に地下リハーサル室で行われる。11日は『シベリア抑留 最後の帰還者』など日本近現代史や戦後補償史の著作を出している栗原俊雄さんが登壇。13日は、シベリア抑留者支援・記録センター代表世話人の有光健さんと、父がシベリア抑留者で2022年に死亡の事実を知らされた経験を持つ有賀勇次さん(緑区在住)が登壇する。両日ともに午後1時30分から。11日は午後2時30分、13日は同4時まで。入場無料。定員は各日50人。
映画上映と講演会は要事前申込み。申込みはグーグルフォームから。問合せは同倶楽部・佐々木京子さん【電話】070・6640・8727。
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