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都筑区 社会

公開日:2025.09.04

猛暑に負けない出来栄え
「浜なし」「浜ぶどう」の品評会

  • 意見を述べ合う審査員ら

  • 浜なしを試食するTICAD9視察団

 市内の生産農家が栽培した「浜なし」「浜ぶどう」の品質や栽培技術を競う横浜夏季果樹持寄品評会が8月22日、東方町のJA横浜きた総合センターで行われた。

 品評会には、都筑区を含む市北部のJA横浜果樹部に所属する農家からナシ90点、ブドウ24点が出品された。神奈川県農業技術センター横浜川崎地区事務所の藤田信行所長を審査長を中心に、大きさや糖度、傷の有無、熟度などを基準に、一点一点慎重に審査した。

 この日は市内で第9回アフリカ開発会議(TICAD9)が行われており、関係者が視察に訪れる一幕も見られた。

区内から3人が入賞

 品評会では優秀賞(6点)、優良賞(11点)、良好賞(17点)が選出され、優秀賞の中から瀬谷区の石川知成さんのナシ(幸水)が最優秀にあたる横浜市長賞に選ばれた。

 都筑区内農家からは近藤安久さんが幸水で優良賞と横浜市中央農業委員会長賞、都筑区長賞、小林製袋賞を同時受賞した。また新井てるみさんがブドウ(藤稔)で良好賞を受賞。菅沼進さんは出品した内の2点(ともに幸水)が良好賞に選ばれた。

 藤田審査長は「夏の猛暑に加え少雨の影響が大きい中、生産者の管理の成果が出ている。ナシは小玉傾向だが、糖度は十分。ブドウは台風がもたらした雨で気温が落ち付き、夜冷えた日があったおかげで順調に着色につながった」と評価した。

※  ※  ※

 「浜なし」「浜ぶどう」は、JA横浜果樹部の統一ブランド。樹上で完熟させ、食べ頃の果実を収穫するため、スーパーなどに出回ることは少なく、農家やJA横浜の直売所以外では中々手に入らない。この日は審査会場でPRのための即売も行われたが、1時間も経たないうちに完売した。

 浜なし・浜ぶどうの持寄品評会は9月9日(火)にJA横浜みなみ総合センター(泉区中田西2の1の1)でも開催。きた同様に、浜なしのPR販売と品評会出品展示物の販売が行われる。問合せは品評会事務局【電話】045・805・6612へ。

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