インフルエンザ
定点報告数で都筑が最多
横浜市で流行警報発令

定点当たりの報告数を示した区別流行状況

　横浜市は11月12日、定点当たりの患者報告数が発令基準を超えたため、インフルエンザの流行警報を発令した。都筑区は前週から流行警報の基準を超えており、２週続けて市内最多を記録した。

　定点あたりの患者報告数は、毎週市内90カ所の医療機関から報告された患者数の平均値。第45週（11月３日〜９日）の報告数が横浜市全体で35・99となり、今季（２０２５／26シーズン）初めて流行警報の発令基準30・00を超えた。

　横浜市で昨シーズン（２０２４／25）流行警報が発令されたのは12月26日で、６週間早く警報発令に至った。

　区別では栄区が前々週（第43週）に30を超え、前週（第44週）は都筑区を含む５区が30を超え、都筑区は62・60で市内で最多を記録した。今週は12区が基準を超えた。都筑区は72・00で今週も最多だった。

　年齢別では15歳未満の報告が全体の75・６％を占めた。この１週間の学級閉鎖などは小学校44施設、中学校16施設など78施設で２０６８人の報告があった。今シーズンの学級閉鎖などの累計は２６４施設で、延べ４７０８人が報告されている。

正しい感染対策

　横浜市では感染対策として、正しい手洗いや咳エチケットによる予防のほか小まめな換気や湿度の保持が有効と語る。また発病や重症化を予防するため、ワクチン接種を推奨。高齢者についてはインフルエンザ予防接種の助成制度があり、利用を呼び掛けている。

　助成は、65歳以上または60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器など１級相当の障害のある人などが２３００円で、市民税非課税者や生活保護受給者などは無料で、接種を受ける事ができる。なお助成または無料で接種できるのは１回のみ。期間は12月31日まで。予防接種に関する問合せはコールセンター【電話】０４５・３３０・８５６１、ＦＡＸ０４５・６６４・７２９６。

　なお都筑区の接種医療機関は下記関連リンクより確認できる。